スムーチのパピーパーティーは、
その子の、今の状態に合わせた社会化のヒントを得られる場所です。
「他の子犬とたっぷり遊べるんですよね?」
「うちの子にも、犬との遊び方を覚えてほしくて…」
そんなふうに思って、パピーパーティーに期待を寄せてくださる方も多いです。
実際、「子犬同士で遊ばせる場」として紹介されることもあります。
でも、スムーチのパピーパーティーはちょっと違います。
子犬同士を無理に遊ばせることはしませんし、
交流の時間よりも、観察と関わり方を学ぶことを大切にしています。
その子がどんなふうに周りの環境を受け取っているか。
他の犬や人との距離感に、どんな反応を見せるか。
そうした様子を私たちと一緒に見ながら、
今、その子に合った社会化のステップを考えていきます。
そのため、参加が1組だけでも開催しています。
少人数だからこそできる、落ち着いたサポートを大切にしています。
「社会化」は思っているより、ちょっと難しい
「いろんな人に会わせよう」
「犬同士で遊ばせよう」
「外に連れ出して、刺激に慣れさせよう」
そんなふうに、社会化は“とにかく早く・たくさん経験させるもの”というイメージをお持ちの方も多いと思います。
もちろん、何もしないよりは良いことです。
ですが、実際には——
・他の犬や人に会うと大興奮してしまう
・怖がって吠えたり、固まってしまう
・散歩で立ち止まったまま動かない
・あちこち気になって引っぱってしまう
・甘噛みやいたずらが激しい
こうした様子が見られるとき、
今取り組んでいる社会化の内容が、その子の状態に合っていない場合があります。
社会化のやり方は、月齢や経験によって変わります
子犬の社会化期は、おおよそ3つの時期に分かれます。
- 生後4〜8週:感受性の高い時期。ブリーダー環境での経験がメイン
- 生後9〜12週:新しい家庭や生活リズムに慣れる時期
- 生後13週以降:慎重さが出始め、段階的な対応が必要になる時期
多くの飼い主さんが「社会化を始めよう」と動き出すのは、
生後13週(3ヶ月)以降であることがほとんどです。
でもこの時期に、「とにかく慣れさせよう」と刺激を詰め込むようなやり方をしてしまうと、
その子にとっては負担やストレスになってしまうことがあります。
結果として、苦手なものが増えてしまったり、
落ち着きがない、反応が強すぎるといった行動につながることもあります。
スムーチのパピーパーティーでは、こんなことを大切にしています
- 子犬同士のふれあいは、その子の様子を見ながら判断します
- 過去の経験やストレス耐性をふまえて、無理なく関われる方法を一緒に考えます
- 月齢や社会化の進み具合に応じて、今取り組める内容をアドバイスします
- 1組からでも開催しています。静かな空間でじっくりお話できます
パーティーという言葉のイメージからは、
“にぎやかで楽しい交流の場”を想像されるかもしれませんが、
スムーチのパピーパーティーは**「これから社会化を進めるための準備の場」**でもあります。
今、必要な社会化のポイントをお伝えします
子犬の社会化は、「いつでも同じやり方」でいいわけではありません。
月齢や、その子がこれまで経験してきたことによって、
進め方や受け入れられる刺激の量・質は大きく変わってきます。
スムーチのパピーパーティーでは、
月齢や社会化の段階に合わせて、今の時期に大切なポイントをお伝えしています。
今のその子にとって、どんな関わり方が「ちょうどいい」のか。
何に気をつければ、その子が穏やかに、伸びやかに育っていけるのか。
一緒に考える時間になれば嬉しいです。
焦らず、でも迷わず。
「この子にとって、今できる社会化って何だろう?」
そんなふうに考えている飼い主さんにこそ、ぜひご参加いただきたいと思っています。